不動産トピックス

【第26回不動産ソリューションフェアみどころ紹介】出展/セミナー・ノットコーポレーション

2024.11.18 16:09

セミナー・11月21日(木)E会場 13:00~13:50
「変化するニーズに対応できる、共用部・サービススペースのリモデル(再構築)を大公開。適切なリポジショニングで勝てるビルづくりを。」

 ビルソリューション事業としてビル・マンションの外観・エントランスや共用部のリモデル(再構築)提案を得意としているノットコーポレーション(大阪市中央区)は、横浜市西区に立地するオフィスビル「タスクセンタービル」の共用廊下ならびに水回りのリモデルを実施した。
 「タスクセンタービル」はJR「桜木町」駅より徒歩8分に位置しており、建物規模は地上9階建て、1991年竣工である。新たに物件を取得した新オーナーであるリストデベロップメントは、取得時点で空室が発生していたことから、物件の付加価値向上を目的に共用部分のリニューアルの検討を開始したという。
 ノットコーポレーションがリモデルを実施したのは、2階から9階にかけての共用廊下とトイレ。常務取締役でビルソリューション事業部の神谷奈緒美部長は「オーナー様からは『グレードアップが叶うリニューアルにしたい』との要望を頂きました。従前から共用部分は白を基調とし清潔感のある内装デザインでしたが、エレベーターホールに木目調のクロスを一部使用し、メリハリのある空間としました。また、お手洗いについても各間仕切りに木目調のダイノックシートを施工し、清潔感の中にもひと息落ち着くことができる雰囲気づくりを実現しました」と話す。トイレ洗面台の水栓はセンサー式の自動水栓にリニューアルし、電灯スイッチも非接触化することで、衛生面にもこだわった。
 リモデル工事終了後の10月下旬に内覧会を実施したところ、リモデル前の内覧会と比較して参加者の反応は大きく変化したとのこと。リーシング状況も上々のようだ。神谷氏は「周辺には集合住宅も多く落ち着いた環境で、物件は機械式の駐車場を備えており、道路付けも良く、社用車を使用する企業様を中心に引き合いがあるようです」と述べる。
 ノットコーポレーションでは社内に設計部門を有しており、デザイン性の高いリモデル提案を得意とする。その一方で、オーナー側の意向やコストとのバランスも重視しながら、複数パターンのデザインを提示し、オーナー目線・テナント目線のバリューアップを提案できる点に強みを持つ。神谷氏は「当社は物件のポテンシャルを引き出す提案をさせていただくことで、マーケットにおける物件の立ち位置を変える『リポジショニング』をサポートいたします。今回の事例では、ビルの環境を改善しバリューアップを目指したいというオーナー様の考えに共感し、テナント企業に選ばれるビルづくりのお手伝いをさせていただきました」と話す。同社では今後も高い提案力と柔軟性を持った対応力を武器に、既存のオフィスビルの価値向上の実現をバックアップする。
 今回、ノットコーポレーションは「第26回不動産ソリューションフェア」ホール内でのブース出展ならびに不動産オーナー向けのセミナーを開催する。
 セミナーは会期2日目の13時より実施され、前述の神谷氏が登壇。「変化するニーズに対応できる、共用部・サービススペースのリモデル(再構築)を大公開。適切なリポジショニングで勝てるビルづくりを。」と題して、既存の賃貸ビルのポテンシャルを引き出すリモデル事例を紹介していく。
 神谷氏がキーワードとして挙げているのが「リポジショニング」である。これは、賃貸ビル市場の中での保有物件の立ち位置を客観的に分析し、経済性を加味しながら効果的なバリューアップを行うことで市場の中での優位性を高めることを意味する。新築を中心に高い競争力を持った物件が登場していく中で、競合物件との差別化戦略は非常に重要である。一方で、昨今のテナントニーズを汲み取ることができなければ、多額の費用を投下して物件のバリューアップを実施したとしても、市場の中ですぐに埋没してしまうだろう。入居テナントや来館者に支持されるビルづくりには何が求められるのか。実例を交えながら解説する同社のセミナーにご期待いただきたい。
<週刊不動産経営11月18日号より>

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