不動産トピックス

今週の一冊

2025.01.13 11:09

図解 不動産リースのしくみ

著者:山下章太
出版:中央経済社
発行:2024年11月20日
価格:2860円(税込)

 昨年9月、企業会計基準委員会(ASBJ)から、リースの会計処理を抜本的に見直す一連の会計基準等の改正が公表された。リースというとコピー機などの動産に対する取引がイメージされ、不動産賃貸借取引はリースではないと連想されがちであるが、賃貸借契約は英語表記では「Lease Agreement」。つまり不動産賃貸借契約はリースなのである。
 新しいリース会計基準が強制適用となるのは、2027年4月1日以後に開始する年度から。不動産賃貸借に当てはめて考えると、ビルを賃借する企業でリース会計基準が適用される企業は、そのほとんどが影響を受け、貸手の会計処理にも大きな影響が及ぶことが予測される。
 本書は、リース会計基準の改正によって不動産賃貸借取引の現場ではどのような対応が求められるのかを解説する一冊。




週刊不動産経営編集部  YouTube